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TOEFLとは、Test of English as a Foreign Languageの略です。英語を母国語としない人が、アメリカなど英語圏の大学へ進学する際の英語力判定に使われる試験となります。
帰国生として、大学受験する場合には低い点数とみられ、将来的に仕事などで使えるほどの英語力があるとは言い難いレベル。この点数に満たなくとも、英語での日常会話などは、あまり問題ないような生徒もいるので、英語をしゃべるのが得意というレベルだけでは点は取れないとも言えるが。
61点と79点でもかなり差があるが、このレベルにいる生徒はそこそこ難しい英語の文章でも、聞き取りにおいても大まかには理解し、複雑な言い合いなどにならなければ、さほどコミュニケーションに困らない程度のレベル。大学に関しては、GMARCHや関関同立の大学においては十分に評価されることが多いので、この点数の生徒はこのレベルの大学を第一志望校とすることが多い。(上智大学は国際教養学部や英語に関する学部でなければTOEFLの点数はほどんど関係なくなるので、チャレンジャーは後を絶たないが。)
79点から100点のギャップも激しいが、もしインター校が長くなり(3年未満ぐらい)この点数が取れるのであれば、そこそこしっかりと勉強してきたのだと言えるだろう。インター校などが長い生徒に関しては、普通のスコアだと言えるかもしれないが、このレベルの英語力があれば、学校生活において英語で困ることはあまりないであろうと思われる。TOEFLスコアを足切りにしている一部のGMARCHや関関同立の学部、上智や早稲田の国際教養学部(大抵90点以上であるが)などを狙ったりする生徒がこのぐらいのスコアを取得している場合が多い。
インター校に通っていた年数にもよるが、濃厚な英語の知識だけでなく、相応な論理的思考力や頭の回転の速さが備わっていないと届かないレベル。カナダ人の平均でも100点には届いていない。ただし、英語が日常になってる生徒に圧倒的な試験なので、長くインター校へ通っていた生徒のほうが有利だろう。この点数であれば、慶応や早稲田などを受験し、国際教養学部などを滑り止めとする生徒が多い。さらに110点となると、東京大学や京都大学を目指す生徒が多くなる。
注:TOEFLの点数があれば、大学を合格できるわけでも、TOEFLの点数さえあれば他に何もいらないわけではないのであしからず。ただ、上記のような点数は特定の大学に合格したいならほぼ必須と言ってよいスコアでもある。
あまり重要じゃない?とは言っても、早稲田大学などはSATの提出を求められたりした上で、英語の試験もしれなりに難しいので、基本的に高い英語力は必要とされるであろう。青山学院大学も立教大学も、英語の試験があるので、それ相応の英語力は必要であることを先に言っておきたい。
あまりTOEFLを重要視していないのではと思われる大学の学部を一部紹介します。
そう思う理由
過去のデータを見ても、ネットで検索してみても情報に確信が持てず、TOEFLの点数をどう合否に結び付けているのか、なんとも言えない大学もある。一応、高得点を取っておいて受験することを勧める。
そう思う理由
ある程度の点数を取っていることを合格の前提としていると思われる大学、学部
そう思う理由
学術的内容であるが、分野が多岐にわたる。どんな分野の文献であっても、問題の形式はさほど変わらない。情報が詰まっている説明文みたいなもので、マニュアル本を読む感覚に近いかもしれない。
リーディングと同様、分野が多岐にわたる。読解よりは使用されている英語が簡単になっているが、熟語やカジュアルな英語の表現が多い。かなり長くしゃべるので、暗記力も必要
難しい単語を使用する必要はないが、スムーズに英語が口から出てくるようでないと高得点は望めない。自分の意見や考えをはっきりと言葉にできないといけない上、リスニング力が要される問題もある。
様々な構文を使用しながら、バラエティーに富んだ文章を作成する必要がある。的確な表現を心がけることと、多面的で論理的な思考を持っていることをアピールできる英語力が必要。読解とリスニング力が試されるタイプのエッセイもある。
達成目標単語数を決めて取り組む。語彙を柔らかく捉えるようにする。
集中力の限界を悟り、少しでもいいから伸ばすように努力をする。集中できる環境を整えることも大切だが、いつでも集中できるようにする精神コントロールも大切。
順を追って、頭の中で情報を整理する習慣を身につける。日常でも練習可能
分からない文法に出くわしたら、人に聞くなり調べるなりして、その都度解決する。
普段から、人の話を根気よく聞けるようにする。妄想に入らないようにする。
普段から人の話をその場で記憶するように心がけて生活する。
読んでも理解できないものは聞いても理解できないので、普段から学術的な文献に触れておく。
スピードの速いリスニングで慣れるように普段から速い英語を聞き取れるように訓練する。
一貫した話を途切れないようにしゃべり続ける訓練をする。これは日本語でもできるようにしておいた方がよい。
普段から話のつじつまが合うように注意を払い、相手にわかりやすく話しているのかを意識するようにする。
時間内に全体の話をまとめあげることを意識して練習する。
自分で自分の声を聞きながら練習して、いろいろと試してみる。
話の流れや言葉使いが分かりやすくなっているのかを他人に確認してもらい、必要に合わせて修正する。
客観的な相関性が見られる事柄に対して根拠を明示するということの重要性を理解し、そのための練習を行う。
知識を増やし、様々な角度からものを見ることを習慣にする。
見直しを繰り返す習慣をつける。曖昧な文法は修正し、間違いのない文法で書けるように練習する。
注:ここで紹介するような対策は、あくまでも普段の英語学習で心がけるべきこと程度の話で、具体的な対策の話まではしておりませんので、あしからず。